中絶手術に対しての女性のリスクと男性への心構え

彼女が妊娠し、話し合った結果中絶することに

| 女性の体験談

体験談としてここに書かせていただきます。
当時、妊娠3ヶ月目で発覚しました。
その時は実際のところ何の実感も湧かず考えていたのはこの先、生活ができない、どうしようという漠然な考えだけでした。
それまでは「堕ろして」なんて言う奴は最低だと思い、責任取れないならするなよ。
なんて言っていましたがまさか自分に限って出来るわけがない、そんな甘い考えを持ち、訳の分からない変な自信がありました。
しかし、いざ自分が当事者になってみると、それからは本当にしんどかったです。
何がしんどいのかと言うと、一番は子供への罪悪感です。
でも間違えてはいけないのが、その時の彼女もしくはお嫁さんが一番辛いというのを忘れてはいけません。
極端な話ですが男性はお金だけ出せばいいんです、それ以外は何も出来ないのですから。
ベットの上で苦しんでいる彼女を見て、この時は本当に自分が無力だと思い知らされました。
しかし、女性の場合は中絶手術をすることによって、体や心に様々なリスクを背負います。
実際に私の彼女は、子供を堕ろしてからの半年間は他の子供を見ると急に涙が溢れ、苦しくなったり、酷い時は過呼吸になり、軽いパニック障害のようなものも現れていました。
仕事自体も子供と触れ合う事が多くその為、会社もやむなく辞めることになりました。
今は別の事務系の仕事に就き、なんとか笑顔も増え頑張ってやっています。

中絶手術はリスクもあります

中絶手術は命にはかかわらないような簡単な手術だと思われがちですが、リスクや後遺症があります。
身体的なダメージはもちろんのこと、精神的なダメージも大きいのです。
私は、妊娠8週目の妊娠初期に中絶手術をしました。
手術は静脈麻酔をしました。
いわゆる、全身麻酔なのですが、人によっては体質やアレルギーなどの要因で呼吸が一時的に止まったり、
血圧が低下してしまう場合があります。
私は、特にトラブルがなく済みましたが、中絶手術を受ける前に医師から説明されたときには「大丈夫だろうか」とすごく心配になりました。
麻酔をする前には看護師さんが「1、2、3」と数を数えていくのですが、私の場合は早い段階で記憶がなくなりました。
また、中絶手術をすることで、子宮内に器具を入れるため子宮内に細かい傷がついてしまう場合があるのです。
さらには、まれなケースではありますが子宮に穴が開いてしまうこともあります。
これらのリスクを承知で手術を受けなくてはならないのです。
女性にとってはつらい選択でもあります。

一方、精神的なダメージとして多いのが「落ち込み」「喪失感」「不安感」「憂鬱感」などです。
私も、手術をした直後からすごく後悔の念が押し寄せてきました。
妊娠8週目だったので、お腹が大きくなっていたわけでもないのに、
お腹を押さえては「いなくなってしまったんだ」と確認して涙があふれてきました。
産めない理由があって手術したのに「なんでこんなことをしてしまったのだろう」という思いが、どんどんあふれ出してくるのです。
「妊娠」したことにより少なからず私の中に母性が生まれてきたのかもしれません。
中絶手術は、その後の妊娠や出産にも影響を及ぼすこともあります。
例えば、手術の際に感染症にかかってしまった場合には、それが原因となり不妊症につながることもあります。
また、何度も繰り返し中絶手術を行うことにより、子宮内膜が薄くなってしまい、
受精卵が着床しにくくなるということも出てきます。
望まない妊娠をしてしまった場合には、女性ばかりがつらい思いをするのです。
私も、彼との関係が悪くなりました。
手術するにあたって、彼の私に対する対応に疑問を持つようになったのです。

すぐに費用を用意してくれなかったり、傷ついている私に対しての配慮が足りないこと、
術後にすぐにセックスしようとする無神経さに嫌気がさしました。
特に、「このことは早く忘れたほうがいいよ」と言いながら再び、私と否認もしないでセックスしようとしてきた時は驚きました。
この人にはお腹の赤ちゃんに対する罪の意識はみじんもないのだと実感したのです。
そんな態度の連発に私の心はどんどん冷めていきました。
どこかで、彼にとっては「関係ないこと」としてとらえていたように思うのです。
好きになった人なのに、残念な部分ばかりが浮き彫りになりました。
しかし、こういったトラブルがあることで彼の本性がわかったのはよかったことでした。
もし、このまま彼の本性を知らずに結婚していたら、生活していく中でいろいろとずれを感じて離婚していたかもしれません。
早くわかってよかったのです。
その後、私は毎日の生活に追われて、少しずつこの経験も過去のものとしてとらえられるようになりました。
こうして思えるようになったのは、5年という歳月が過ぎたからです。
一年目は特に感情の起伏の波が激しくて、何かあるとすぐに、
感情が高ぶって場所を問わず泣き出してしまい周囲を心配させることもありました。
今でも時々、「もし、産んでいたらどうなっていたのか」ということを考えるときがあります。
後悔はたくさんありますが、今回の経験を糧にこれからの人生を頑張りたいです。

彼女が妊娠し、話し合った結果中絶することに | その後、彼女の子宮頸がんが発覚 | いろいろな経験がターニングポイントとなった